ガジェット好きの筆者ですが、日ごろ製品を開発しているからかブランドよりも使用されている部品、製造品質、製品スペック詳細などがついつい気になってしまいます。
Goproなどの有名どころもありますが、やはり無名ながら頑張っているメーカーを応援したいもの。
そこで以前、格安でも真面目に製品作りをしている格安アクションカムをご紹介させていただきましたが、今回は格安でも高性能なジンバルを製造しているメーカーをご紹介致します。
目次
Zhiyun(ジーウン)ってどんな会社?
Zhiyunといえば、smooth-Qを発売した会社です。
数万円という価格帯ばかりのジンバル市場ですが、1万円前後という破格でジンバルを発売した会社です。
日本ではあまりなじみのない会社ですが、ジンバルの世界市場においてはシェア7割OVERと、まさにトップブランド。
生み出しているジンバルの数も
・小型アクションカム用
・コンデジ用
・一眼レフ用
など含めて、様々種類のジンバルを世に送り出しています。
Amazonや楽天などを見ていると色々なジンバルが並んでいる中に埋もれており、一見すると中国の無名メーカーとも思ってしまいそうですが、Zhiyun(ジーユン)は間違いなく世界におけるジンバルのトップメーカーです。
お手ごろ価格のZhiyun Smooth-QとZhiyun Smooth4が圧倒的にお勧めな理由
一応、上記2機種はスマホ向けジンバルとして販売されています。
外観を見てもスライド式のスマホホルダーというか、挟み込むタイプとホルダーが付いています。
しかし、このZhiyun Smooth4のすごい所はスペックを見ると気づくのですが、、、
コンデジ対応の搭載過重
一応、スマホ用のジンバルですが、そのスペックが実は広い。
なんとその搭載過重は75g~210gとなっています。
軽いGoproなどのアクションカムも対応
これがどれだけ凄いかというと、たとえばGoPro HERO6 Blackの重量は113gですので対応しています。
それから以前紹介した格安アクションカムももちろん、バッチリ使えます!
iPhoneシリーズも使えるジンバル
筆者がいつも持ち歩いているiPhone SEも113gで対応。
高性能スマホと呼ばれる最近のiPhoneシリーズも
iPhone XR 194g
iPhone XS 177g
iPhone XS Max 208g
と、しっかり使えます!
高級コンデジG9Xも使える!
それから高級コンデジかつ筆者も愛用しているPowerShot G9 X Mark IIも208gとしっかり対応。
このようにたった一つのジンバルでアクションカム、スマホ、高級コンデジと幅広く使えるのがZhiyun smooth-q/4をお勧めする理由です
軽量且つ堅牢な本体
ジンバルというのはジャイロセンサーとそれらを調整するモーター。
そして、その角度を計算するICが含まれており、部品点数も数百に上る高機能品。
部品点数が増える=不良率が上がる
これが一般的に製品を作るときの常識ですが、やはりトップメーカーだからか堅牢感が凄いです。
というか、本当に丈夫です。
室内で使うだけではなく、それこそ外に持ち出して使うことも多いジンバル。
だからこそ、”壊れない”ということが、何より大切なんです。
ベトナムでZhiyun smooth-qを自転車から落としても壊れなかった
通常、製品を世に送り出す前には落下試験を行います。
これは通常の使用を想定する+どこまでの衝撃で壊れるかという製品の限界スペックを探るためです。
運送テストを行ったり、箱のままぽんっと投げられることは十分に想定され、そんなことで壊れていたらメーカーとしての信頼に関わります。
安いとはいえ、1万円というお金を出したジンバルを落下試験をする気にはなりませんが、先日ベトナム北部の村を自転車に乗りながら撮影していたときの話。
うっかり手がすべりiPhoneSEを装着状態のZhiyun Smooth-Qがそのまま地面に落下・・・
いや、もう完全に壊れたと絶望しました。
時速15kmくらいで走行中の自転車(地面からの高さは1m前後)からの落下です。
そして撮影中だったのでジャイロもしっかりと働いている状態。
これが落下試験だとしたら最悪すぎる破壊試験にも似た状況。
時速15km 1mからの落下試験結果
結果からいうと、表面の塗装は少し剥がれましたが、バッチリ動きました。
あれから数ヶ月たちますがバッテリーの変形が無ければ異音もありません。
これはしっかりとした構造であり、衝撃に弱いリチウムバッテリーも衝撃から守れるように設計されていることの裏づけといえます。
普通の製品は絶対に壊れます。間違いなく。
落下試験というより破壊試験レベル。
にも関わらず、Zhiyun smooth Q/4は元気に動いている。
これはもう、絶対的な信頼感というか、今までも十分気に入っていましたがZhiyunという会社のものづくりに対する考え方に感動しました。
Zhiyun smooth Q/4でアダプタなしでGoproを使う方法
スマホ用ジンバルでGoproなどアクションカムを使うにはアダプターが必要です。
スマホのような形状のプレートにGoproサイズの穴が空いているあれです。
しかし、身近なもので簡単に使える方法があるのです。
それは、ペットボトルのキャップを使うこと。
本体をスマホホルダーにセットし、本体の上側にペットボトルキャップを挟むと、、、
なんということでしょう!!
しっかりホールドされます。
そして、これの良いところは無くしてもいつでも入手可能なこと。
それこそ日本に限らずボトルウォーターなどは世界中に売ってますし、いつでも代用可能です。
ペットボトルキャップを使う場合の注意点
これは、メーカーによっては仕えない場合があるということ。
よくあるのが東南アジアのボトルウォーターなどにおいては、キャップの深さが5mmくらいしかない、薄型のものがあります。
これらの場合は高さが足りない場合もあるので、出来ればコカコーラーとかペプシとかが出している10mmくらいあるキャップを入手しましょう。
ということで、少し長くなりましたが格安高性能ジンバル買うならZhiyun Smooth4が一番な理由でした。コンデジを使うには少し改造が必要ですので、このあたりは次回改めて。
本日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。