カイブロ:商品開発の裏側

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当ブログについて

カイブロこと商品開発マンのブログは某メーカー商品開発マンが日々感じたこと、新人開発マンに伝えたいこと、お客様に伝えたいことを自由気まま、正直に発信していきます。

仕事をしていく中で直面する数々の課題、海外を転々とする中で困ったこと、新興国の現実、たくさんの人々との出会い。

  • 海外関連
  • 内容
  • お願い
  • 開発マンとしての思い
  • 商品開発の裏側
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海外関連

日本を出て初めて知ったこと、海外の人が日本をどう見ているか。我々日本人が生まれた日本という国。中に暮らしていると分からないが、一歩外に出るといつの間にか日本という存在が変わっているという現実。

世界に日本しか無ければ変わらないが、他の国々と比べることで相対的に変わっている現実。新興国をさまよう中で、何か伝えていければ、伝えなければと思い当ブログを立ち上げました。

海外ローカルを転々とする中で助けになったこと、困ったこと。海外旅行に行く人にも参考にして貰えればと思います。

内容

その他、個人的に気になったことなど、一人の開発マンとして、皆さんとは少し違った視点からど伝えていければと思います。

お願い

商品を選ぶ際の参考にして頂いたり、海外旅行に行く際の参考にして頂いたり、モノを手に取った際、「そういえばカイブロでこんなこと言ってたな」など、少しでも思い出して貰えれば幸いです。

開発マンとしての想い

どんな良い商品にも、もちろん悪い商品にも、必ずその影には開発マンがいて、買ってくれる誰かのことを考えてモノづくりを行っています。

発売に至るプロセスの中で、コスト問題や流通問題、時には国際的な政治情勢など様々な要因が重なって姿形を変えながら”一つのモノ”は世に生まれてきます。

このような過程がある都合上、常に100点満点の製品ばかりが世の中に生まれる訳ではありません。

と言いますか、お客様が十人十色といるように、全てのお客様にとって100点の製品、商品は実質不可能です。

そんな中でも妥協はありえません。必ず”良いもの”を作ろうとしています。様々な制約条件の中で出来る100%の答えを常に追求し続けるのが開発マンです。

ただ、どれだけ綺麗事を並べても現実は厳しいものでもあります。そこで、購入される8割のお客様が60点を付けてもらえるようなモノを生み出すことが出来れば、人によっては100点と感じてもらえたり、0点と感じてもらえたり、結果的にほどほど満足しても貰えるのではないでしょうか。

私自身、開発マンになりたての頃は「絶対に良いものしか出せない!」「こんな商品を出すのは納得がいかない」「もっとこうしたい」と、機能的追求を行ったりしていた時代もありました。

しかしながらモノには作り手がいて、売り手がいること。

商品を企画する人がいて、設計する人がいる。それを現場で製造する工場の人がいて、検品する人がいる。パッケージに梱包する人がいて運ぶ人がいる。それを卸売する人がいて、仕入れる人がいる。そして、販売することがいて最後にエンドユーザー、いわゆるお客様がいます。

商品開発の裏側

このような全体像の中で、エンドユーザーであるお客様のことだけを考えると、安値競争になり、作り手である工場の方、大切な商品を運んでいただける運送業の方、仕入れていただける販売店の方、開発マンがいるメーカーとしての次期新製品開発予算など、必ずどこかにしわ寄せがきます。

某メーカーは安くて品質ものよく、私自身もよく購入しますが仕事をしている中で工場に伺ったり話を聞く中で、現場は疲弊していたり工員さん(実際に作ったり手を動かしている人)が逃げ出したり、エンドユーザーが安くて良いものを追求するが余り、しわ寄せが来て苦しんでいる人の話をよく聞きます。

本当に良いものとは、買い手であるお客様だけではなく、作り手まで含めて全員が幸せになれるものではないでしょうか

少し話が逸れましたが、このような普段暮らしていては気づくこともないであろう裏側なども伝えていければと思いますので、お付き合い頂ければ幸いです。

製造現場の現実など、これらは別記事にて追々。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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