格安アクションカム手ぶれ補正の仕組みとお勧めはこれ

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格安アクションカメラも確信的に機能が向上しており、本家GoProに追い付け追い越せ状態です。

画質といえば一眼レフやコンデジの方が遥かに良い。

そんな中、アクションカムが一つのカテゴリーとして確立され、

その選ばれる特徴の一つが手ぶれ補正です。

歩きながらやアクション中の動画もぬるぬるというかふわふわというか

あのカクカクして酔いそうな揺れを低減してくれるものです。

本格的な手ぶれ補正はジンバルやスタビライザーに軍配が上がりますが

ここ最近はアクションカムでもしっかりと機能する手振れ補正が出てきました。

そこで、開発マンらしく手ぶれ補正の仕組みを含めて、購入する際に気を付けるポイントをお伝えします。

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そもそも手振れ補正とは大きく2種類

静止画用手ぶれ補正

手ぶれ補正というと、カメラを取る際にピントがブレて、全体的にボケてしまうのを防ぐもの。

これが静止画用の手振れ補正です。

手ぶれ補正機能付きのカメラを購入しても動画がカクカクというか、

ブレブレなのは動画用ではなく、静止画用の手ぶれ補正機能付きカメラ。

つまり、動画用の手ぶれ補正機能なしカメラということ。

動画用手ぶれ補正

一方、新型ゴープロやソニー製アクションカムに内蔵されているのは、動画用の手ぶれ補正機能です。

この、動画用手ぶれ補正機能付アクションカム。

最近では一万円前後の格安アクションカムにも動画用手ぶれ補正機能の付いたものもあります。

ただ、買ってみたもの今ひとつ、、、

という、がっかりした経験のある方も多いのではないでしょうか

手振れ補正の機能の強さは大きく分けて二つのポイントがあります

光学式手ぶれ補正と電子式手振れ補正とは

動画用の手振れ補正ですが大きく分けると

光学式手ぶれ補正と電子式手振れ補正の二つになります。

それぞれのメリットデメリットはこちら。

光学式手ぶれ補正のメリット

これは手ぶれ補正機能が高いということ。

プログラムや演算して手ぶれを補正、修正するのではなく、

物理的に手ぶれが起きないように防ぐ構造を持つためです。

イメージでいうとカメラが宙に浮いているようなイメージ。

カメラ本体が揺れても動画を撮影するセンサー一式は浮いており、

その揺れの影響を受けにくいというもの。

いわゆるスタビライザーに近いような構造で手振れを防ぎます。

光学式手ぶれ補正のデメリット

スタビライザーを見たことある人はもうお気付きだと思いますが、

その特殊な構造ゆえにサイズが大きくなるということ。

小型で手軽に持ち歩けえうことが特徴のアクションカムにとっては致命的です。

また、部品点数も増えるので単純に価格も高くなります。

しかし、デメリットを差し引いても圧倒的に手ぶれ補正が強いというか、

手振れしにくいので動きながらもしっかり撮りたいという人はという人は光学式手ぶれ補正機能の付いたカメラを選ぶと良いでしょう。

電子式手ぶれ補正とは

これは、光学式手ぶれ補正と違い、カメラユニットなどのセンサーが撮影した映像自体はブレブレです。

しかし、本体にジャイロスコープを搭載することで、揺れている角度を認識し、そのブレブレの動画を修正し、あたかも揺れていないかのうような動画に変換します。

光学式とは全く仕組みが違いますが、アウトプットされる動画だけで見ればこちらも揺れの少ない動画となります。

電子式手振れ補正のメリットとは

物理的な構造である光学式と違い、ジャイロセンサーで加速度を測定し、本体の演算機能で動画を修正します。

ここに物理的な構造がないからこそ、圧倒的に小型です。

通常のカメラにジャイロセンサーを付れば一応、この機能は果たすことができるからです。

電子式手振れ補正のデメリット

アクションカムと相性が良く、価格も安い。

良いことづくめのようですがデメリットもしっかりあります。

それは光学式と比べると手振れ補正機能が弱いということ。

もともと撮影する動画自体が手ブレの少ない光学式と違い、カメラセンサ

がとらえる動画自体はしっかり揺れている電子式手ぶれ補正。

いくらジャイロセンサーが拾う加速度をもとに動画を修正しても、やはり光学式には敵いません。

あとは光学式よりも修正するということはパソコンのように高い処理能力が必要になります。

CeleronよりCore2、そしてCorei5,7となるように動画処理能力も高くなります。

ゴープロなどにも同じような演算機が入っている訳ですが、決して高いものが入っている訳ではありません。

画角が狭くなる

撮影したままの状態でその全てを修正あうるには高い演算能力が必要になるにも関わらず、演算能力が足りていない。

この状態で手振れを減らすには撮影した動画の周囲を切り捨てることで処理するデータ量を減らすことで手振れ補正というか手ブレ修正を行います。

その結果、せっかく広角撮影が出来るアクションカムですが、その撮影範囲は狭くなります。

手振れ補正が弱い

電子式は手振れ動画を修正するからこそ高い演算機能が必要ということは前項で挙げましたが、格安アクションカムだと、その機能がないことが多い。

その結果、せっかくジャイロセンサーを積んでいるにも関わらず、ブレブレの動画に。。。

3軸ジャイロ、5軸ジャイロ、どちらが良いのか

電子式手振れ補正機能つきカメラにはジャイロスコープの種類によって

3軸ジャイロセンサー、3軸ジャイロスコープ

5軸ジャイロセンサー、5軸ジャイロスコープ

6軸ジャイロセンサー、6軸ジャイロスコープ

結構、色々な種類があります。

まず、3軸ジャイロとはx,y,z軸の加速度を計測します。

X.Yが左右の傾き、Zが上下の傾き。

軸数が増えると単純に斜めの軸が追加されていくようなイメージです。

単純に考えると軸数が多い方が、それだけ細かく揺れを認識出来るからこそ、より揺れの少ない動画を撮影することが出来ます。

例えばcampark-x20などは一万円前後で5軸ジャイロセンサーを付きなので格安アクションカムの割に手振れに強いと言えます。

格安アクションカムではどちら良いか

単純に軸数が多いジャイロスコープの方が良いはずなんですが

アクションカムでは、この限りではありません。

電子式手ブレ補正(修正)の場合、ブレを測定してから修正するために高い演算能力が必要という話は先ほどもあげましたが、この軸か増えれば増えるほど、より高い演算能力が求められます。

しかし、残念ながらそこまでの演算機能を積んだ上で5軸ジャイロスコープによる手ぶれ補正を行うと本体の価格が高くなります。

開発マンにような作り手側の人間は理解し、歓喜します。

ただ、一般の人からすると

なにそれ。同じジャイロで安いのあるやん。

ゴープロより高いし!

となり、なかなか売れてくれないでしょう。

当然、アクションカムメーカーもそんなことは分かっています。

売り上げを上げるため、利益を上げるためには難しい。

その結果、手振れ補正というか手振れ修正機能が高く見えるようにジャイロスコープの軸数だけを増やして販売します。

しかし、演算機能が追いつかないという矛盾。

3軸ジャイロスコープ付きアクションカムがおすすめ

結局、使えない5軸6軸よりも最適解は3軸ジャイロスコープです。

アクションカムでもしっかりと修正出来る程度の加速度は3軸までです。

だからこそ、無駄に軸数を増やすよりも3軸ジャイロでしっかりと修正が出来るアクションカムが最適解。

ただ、アクションカムを調べてもなかなかこの辺りの情報は乏しいんです。

結局のところどれが良いのか。

何種類か入手して比較検証中なので、自信を持ってオススメ出来る機種が見付かったらまた紹介します。

ちょうど、ジャイロスコープや演算機能的にこれだ!!と思える機種を注文し、

届くのを待っているところなので届き次第細かいレビューをお届けします。

お楽しみに!

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