ベトナムでノースフェイスのリュックを買うときに注意する3つのこと

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ベトナムではTheNorthFaceやNikeを含めてスポーツブランドのリュック、カバンなどが数多く販売されています。

実店舗、お店、ナイトマーケット、市場。

しかし、一見同じように見えるカバンですが、買うときに気をつけなければならない点があります。

日本のスポーツショップとは違い、ベトナムだからこそ気をつけたい点を3つ紹介します。

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ノースフェイスのリュックはファスナー、生地、持ち手を確認すること

よく、海外で買う場合は偽物が多いといいます。ただ、今回は敢えて本物か偽物かは置いた上で気をつけることを紹介します。

それは、日本を一歩出れば偽物、本物、コピー品の定義は極めて曖昧だからです。

それよりも大切なことは、しっかりと品質を自分の目で見定め、納得して購入することです。

そこで、アジアマーケットを回っている中で気づいた違いを順に説明します。

ノースフェイスのファスナーの違い

パッと見ると同じリュックですが、お店によって、またリュックによって一つ一つ部品が違うのが一般的なのがここベトナム。

・持ち手の部分に”The North Face”のロゴが成形されている樹脂製
・KYKのファスナー
・ロゴなし、樹脂製ファスナー
・ロゴなし、布製ファスナー

大きく分けると、これら四種類が一般的です。

それから、ファスナーの幅が大体2〜3種類。

これらの組み合わせで4✖️3通りのファスナーが存在します。

ここで気をつけたいのがスムーズに動くかどうか

閉めた状態で引っ張っても外れないかどうか

ファスナーに本来求められる品質基準としては

・開閉がスムーズであること
・つまみが外れないこと
・閉めた状態をキープできること

商品として考えればこれら3つが基準となります。

おそらく、日本に輸入される前の検品時もこれらの項目はチェックされています。

しかし、ベトナムで販売されているカバンの類に関しては日本品質をクリアしているわけではないので、本来、工場の工員さんがやってくれてる検品作業を自分で行うことが必要です。

よって、ファスナーに関して、上記の項目を購入前に確認してください

ノースフェイスの生地違いと縫製の違い

基本的には

・防水(ゴアテックス)
・防水(ターポリン生地:ポリ塩化ビニル製)
・ポリエステル生地(厚手)
・ポリエステル生地(薄手)

大体これら4種となります。

特に気をつけたいのが耐久性。

リュックサックであれば背負う部分は基本的に問題ないことが多いです。

しかし、リュックの上から片手で持つ”持ち手”のような部分は、個体差が大きい。

それは記事の幅も厚みも少ないものが混ざっているということ。

これは、単純に少し重たい荷物を入れて片手で持ち手を持ち上げると生地自体が破れる恐れがあるということ。

そして、二つ目は、この持ち手部分の縫製が不十分なものが混ざっているということ。・

縫製は本来、往復することが前提であり、その往復する縫製を2〜3箇所行うことが必要です。

そうしなければ、いくら丈夫な生地を縫製したとしても、縫製箇所の糸が外れることで、簡単に外れてしまいます。

だからこそ、カバンを購入する際は、これらの生地と縫製をしっかりと確認しましょう。

価格と品質の関連性

日本国内で購入する場合、基本的には価格≒品質であることが多いです。

しかし、一歩外に出て購入する場合。

とりわけ東南アジアのマーケットで購入する場合は、必ずしも価格と品質が伴うわけではありません。

それこそ購入者がしっかりと自分の目で判断し、手に取り考える必要がある。

そして、その上で納得して購入すれば大変お得に購入することが出来ます。

偽物かどうか判断すべきポイント

基本的にはここまでに挙げた項目をご自分で確認して頂ければ、よっぽどのことがない限りハズレの商品を買うことにはなりません。

しかし、もう一つ気をつけたいポイントがブランドロゴの部分。

筆者が務めるメーカーでもそうなのですが、ブランドロゴ、メーカーロゴとは自分たちの顔のようなもの。

しっかりと品質を追求し、合格した製品にだけ付けられる合格証のようなものです。

だからこそ、絶対にロゴが変形したり、欠けていたりすることは許されません。

単なる模様とも言えますが、ロゴには我々メーカーのプライドが詰まっています。

敢えて”ニセモノ”という言い方を今回はさせていただきますが、これらニセモノというか低品質のものはロゴ自体も手を抜いていることが多いです。

例えば、

・刺繍でロゴを入れている場合はほつれて文字が変わっている

・印刷ロゴが欠けている

・そもそも自体が違う

・プラスチック部品でロゴの角が丸くなっている

こういったものは購入しないようにしましょう。

厳密に言えば、メーカー基準でこれらの品質基準から不良品と判断され、アウトレットとして出回っている品質がしっかりとした商品も確かに存在しています。

しかし、品質を判断することが難しい一般の人にとっては買うこと=リスクとなります。

それは単純に低品質のものを購入してしまうということだけでなく、

ニセモノを購入し、日本に持ち込むリスクが付き纏うからです。

せっかく現地の旅の思い出やお土産としてノースフェイスの製品を買おうとしているにも関わらず、帰国時に空港で最悪の場合没収されてしまうリスクをおうことになります。

基本的にはよっぽどのことがない限り、販売目的の個人輸入とは見なされませんし、没収することはありませんが、念のため気をつけましょう


ブランドロゴで偽物や品質が判断できる理由

工業製品の場合、粗悪なコピー品や偽物から自社商品を守るために特許権を含む知的財産権を出願、取得することで自社商品の利益は守ります。

筆者が日頃作っている商品も、構造など重要な部分や革新的な商品は必ず特許権を抑えるようにしています。

商品でいうと”PAT”や”PAT.P”の刻印があるものは基本的に取得または出願されています

一方、布系の商品やリュック。または、特許権を抑えるほどでない商品の場合、偽物をから自社商品を守るのに使われるのが意匠権や商標権です。

例えで言うとブランドロゴやメーカーロゴ。

これらは商標権を必ず抑えます。

そして、自社製品には必ずロゴを入れます。

自社製品にロゴを入れる=商標権で製品のコピーを守れると言うこと。

例えばコピー品が外観だけでなく、このロゴも同様にコピーしている場合、

”商標権の侵害”として権利を主張することが出来ます。

低品質な偽物を製造、流通させる業者もこの点は弁えています。

せっかく儲けようとしているのに訴えられたり、それこそ損害賠償請求を受けたら一大事。

これは単純に売り上げが減ったとかではなく、ブランドイメージを悪化させたなど含めて広く訴えられるリスクが存在します。

これらの抜け道としては、この商標権の侵害とならないように、ロゴを少しだけ変える方法があります。

例えば、

”The North Face”とそのまま使うとまずいので、”The North fece”とするとか。

“The_NORTH FACE”にするとか。

少しだけ変えることで、正規メーカーから訴えられることを避けようとします。

もともと、ロゴを使っていても品質が伴って入れば疑われるリスクも少ないですし、

そもそも品質の伴ったものの場合、正規ルートの横流しであるとか、検品漏れのアウトレット製品の可能性が高いです。

しかし、このようなブランド力を借りて不当に儲けようとしている場合、品質が伴っていないことも多い。

だからこそ、ブランドロゴがしっかりとしているかどうかを判断することで、

自ずと粗悪品を購入するリスクも減らすことができます。

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