- 海外出張・旅行に必要なもの10選-カンボジア-薬編
海外出張に必要なもの10選カンボジア全編に引き続きまして、薬編をお送りいたします。
例によって、国や地域、時期(雨季・乾期)によっても変わります。
筆者も行き始めの頃は無駄に多く持っていったり、逆にそれでも足りなくて困ったり。そこで今後、カンボジア出張や旅行に行かれる方のために紹介します。
- パスポート、ビザ
- お金(米ドル+リエル)
- クレジットカード
- 虫対策
- 飲み物
- 薬
- 雨具
- 日差し対策
- 食料
- カメラ
目次
6.薬
これは海外出張・旅行においてはカンボジアに限らず、とても重要なものとなります。
実際に現地に持っていった中で不要だったもの、逆に必須のものを紹介します。
・不要なもの、ストッパEXなどの下痢止め
これは筆者が初めて海外ローカルに行き始めた頃に薬局で最初に買ったものの一つです。当然のように現地の食事や水に当たり、服用しました。おそらく、海外に行く人のほとんどの人が下痢にはナルト思います。そして、ストッパEXや正露丸などを服用することになります。しかし、ほぼ効きません。これは筆者の体験によるところなので人によっては効く人もいるとは思いますが、服用することはオススメしません。しかしながら行き始めの頃は藁にもすがる思いで、ストッパEXを通常使用の3倍以上一気に服用しました。それでも、全く下痢は止まりませんでした。また、これらの下痢止め薬は実際に効いたとしても逆効果です。
・下痢止め薬が下痢に逆効果なわけ
そもそも下痢というのは身体を守るための正しい反応の一つです。体内に、良くないものが侵入してきた際に、これらを体外へ出そうとする防衛反応が下痢です。筆者の場合は幸い、下痢止め薬は効かなかったのですが、身体を正そうとする本来あるべき反応を抑制するのが下痢止め薬であり、これを飲むことで結果的に症状が長引きます。
海外出張・旅行に行く際に、一番に準備しがちな下痢止め薬ですが、これはハッキリいって不要なので購入しないほうがいいでしょう
・ラックビー、ビオフェルミン、胃腸薬などの整腸剤
ラックビー、ビオフェルミン、胃腸薬などの整腸剤ですが、これらはあった方がベターです。食あたりや水あたりになった際に、これらの症状を止めることは出来ません。ただ、自分の身体が悪いものを体外に出そうとすることの手助けとなります。また、単なる水あたりや食あたりはまだ良い方で、急性腸炎や急性胃腸炎へ発展することも良くあります。そうならないように、これらを服用することは効果的です。
また、下痢止めなどと違い、予防として飲むことも出来ます。副産物的なことですがビオフェルミンなどを飲むようになってから風邪を引きにくくなったような気がします。(笑)
筆者がカンボジアで急性胃腸炎に掛かった際に、ベトナムに帰国後病院に行ったことがあるのですが、その際に処方された薬の中にもBioという名前の整腸剤がありました。成分的にはラックビーやビオフェルミンなどと同じもので、やはり効果はあると思われます。
海外で初めて病院に駆け込んだ話は後日、ゆっくりとお話しできればと思います。
・常備薬、スメクタテスミンの話
スメクタテスミン、スメクタ。これらは同じ薬です。聞き慣れない方が大半と思いますが、これは必須です!「海外行くならスメクタ」と覚えてください。
いわゆる正露丸などの下痢止めとは違い、天然の泥が主成分となっているものです。下痢を止めるというよりも、この泥が胃腸を通る際に体内に侵入した悪いもの(ウイルス・菌など)を包み込んで体外に出すというもの。
日本ではあまり見かけませんが、カンボジア・ベトナム・韓国など薬局に行けば必ず置いてます。ヨーロッパでも一般的です。
これも海外でとてつもない水あたりになった際、本当にトレイから動けなくなった時の話。そんな時でもしっかりと効いてくれました。この薬を処方されていなければ、それこそ一生ベトナムのトイレから動けなかったとさえ思います。。。。
あれ以来、カンボジアやベトナム、中国、韓国、ラオス。時には国内出張の際も必ず持ち歩いています。
もともと胃腸が弱い筆者ですが、スメクタがあれば安心して旅をすることが出来ています。
飲み方としてはコップ半分程度の水に粉末を溶かして飲むスタイル。良くやるのが、飲みかけのペットボトル飲料へスメクタを一袋入れ、シャッフル。そのまま飲みます。味はバニラ風味で結構飲みやすく、本当にオススメです。子供の下痢にも半量などと量を調整すれば服用可能です。
そんなスメクタイトですがありがたいことに、日本でも入手可能です。ゾウのマークの佐藤製薬さんが日本では代理店をされており、スメクタテスミンという名前で購入可能です。
金額は10包入りで1000円前後でしょうか。一回100円と考えると高い気もしますが、1000円で水あたりが改善されると思えば安いとさえ感じます。
・スメクタは、お腹がゆるい時にも
このスメクタは下痢止め薬ではないので、”少しお腹がおかしいかな・・・”というときや、冷たい飲み物を飲みすぎた際にも、服用することができます。
トイレに住み着く前に、予防として飲んでおくことで出張や旅行がよりスムーズになります。
良くあるのが飛行機に乗る際。一応、機内にトイレはありますしその気になれば行けるのですが、割と空いてないことがあります。また、食事などが配られたり、それこそ窓際や通路側でない席だった場合。海外旅行・出張となると飛行機に乗っている時間も長く、それこそ周りは寝ている人が多いものです。そんな時に何度も隣の人を起こしてトイレに行くのは気が引けます。
いや、行けばいいだけの話なのですが疲れ切ってると、そんな元気もなかったり。
だからこそ、スメクタです。これを飲んでおけばフライト時間くらいは全然クリアできます。
・ロキソニン、ボルタレン、カロナール、葛根湯
いわゆる頓服や抗炎症剤の類と東洋医学の漢方である葛根湯。スメクタ+ロキソニン+葛根湯は筆者が常備する三種の神薬です。
・ロキソニン、サーモグラフィー
ロキソニンに関しては現地で熱っぽい際や体調を崩した際に、これを飲むことで一時的に症状を緩和することが出来ます。飲み方が良いかは断言できませんが飛行機に乗る際のサーモグラフィー。少しでも熱が出ると、これにひっかかり搭乗することが出来なくなります。言葉もわからない海外で搭乗できず、別室に連れて行かれ、色々なことを聞かれる。これって、結構きついです。そんな時もロキソニンを飲んでおけば一応、乗ることは出来ます。モラル的にどうかと言われればなんとも言えませんが、搭乗後、病院に行くことを前提で、もちろんマスクなど人へ移すことを予防する前提であれば飲んでも良い来まします。
・葛根湯
葛根湯とは漢方薬の一種です。西洋医学の薬は、症状を直接緩和するものが多いのですが葛根湯は漢方の一種なので風邪などの効き始めにおすすめです。飛行機やホテルの冷房で身体が冷えてしまった時なども、これを飲んでおくことで風邪になることを未然に防ぐことが出来ます。何より、通常の風邪薬だと飲みすぎると効果が薄れて来ますが、葛根湯は漢方の一種なので気にせず飲むことが出来ます。
良くやるのが熱が出た際や体調が優れない場合は葛根湯を飲んで、自らの免疫をあげておきます。すぐに病院に行けない状況でも自分の免疫や抵抗力をあげることは出来ます。
その上で、どうしてもダメな時はロキソニンなどを服用します。
・まとめ
ということで、海外出張・旅行に必須の常備薬は
・スメクタ、スメクタテスミン、スメクタイト
・ロキソニン
・葛根湯
これら3つとなります。もちろん、現地の薬局で購入することも可能ですが幸い日本ではどれも、容易に入手可能なので事前に買っておくことをお勧めします。
現地の薬局は病院のような機能といいますか、薬局で症状を言えばそれに合う薬を用意してくれます。現地の病院はとんでもなく高額なため、日本で言うところの病院のような役割を担っている側面のあるからです。
とは言え、慣れない国・慣れない言葉で症状を伝えることは簡単ではないので、是非事前に準備しておくことをお勧めします。
少し長くなりましたが、最後までお読み頂きありがとうございました。