♯2:強大な敵、理想論者には事前対策が有効!

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皆さま、こんにちは。カイブロこと開発マンのブログです。

前回に引き続きまして、今日は開発マンとストレスシリーズをお送りします。

「強大な敵、理想論者」

これは開発マンに限らず企業人として働く以上、必ず出会うものです。

仕事をしていくえで切っても切り離せないのが”人間関係”と言われています。

働く人は誰しも人間である以上、業務内容以上にキーとなる要因です。

それぞれ色々なタイプがいますが、その中でも厄介なのが”理想論者”です。

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理想論者の特徴

  1. 正しいことが多い
  2. 立場が変われば発言が変わる
  3. 時が経てば理想は変わる
  4. 他人の行いを否定(批判)することが多い

では早速、開発マンにとってのストレスである理想論者の特徴を。

これらを知った上で、自分がそうならないようにする為の教訓として。

または、初めて出会うストレスは強大ですが一度経験(今回の記事では疑似体験)していることによって、より軽く受け流して頂ければと思います。

1.正しいことが多い

理想論者の発言は正しいことが多いです。だからこそ厄介と言えます。

理想≒より良い≒Better/Best

どういうことかと言うと、理想論者の特徴として、悪くしようとしているのではなく、会社や誰か、今取り組んでいる仕事などに関して、「少しでも良くしよう」と言う根本には正しく、必要な考え方があります。

というと、一見とても良いことなのですが、現在置かれている状況や競合他社、仕入先、現場、販売先など実際のビジネスにおいては様々な要素が絡み合った上で仕事を進めていくことになります。

これら周りに存在する要素を考慮せず、ただひたすらに理想系を目指します。自身の中に考えを止めるわけではなく、これらの理想を実現するよう人に強いることがあります。

受け手としては、発言内容が正しい(実際には正しい選択ではない)からこそ、安易に流すことは出来ず、実現しようと試みます。

ただ、理想というのは状況が変われば当然変わってきます。

今のBestは明日のBestとは限りません。

だからこそ、ビジネスにおいては常にBetterな選択を目指します。

しかしながら理想論者はある種、完璧主義者にも似たところがありBestを目指すがあまり、目指す姿も良く変わることが多いです。

これが企業ピラミッドでいう最下層であれば、それは志高くと評価できますが、これが中層・上層にいるときが一番大変です。

指示・命令に従い動いたとしても、それが翌日には変わり間違いになる。

そんな日々を繰り返すうちに社員たちのモチベーションは下がっていくことでしょう。

それでも理想論者は変わらず、新たな理想を掲げます。

結果的に社員のベクトルが揃わず、士気も下がり、成果も出にくいです。

企業視点で見るとそうですが、働き手側から見ると、”いくら仕事に打ち込んでも成果が出ない≒自分が無能”といった錯覚が始まります。

そんな日々が続くうちに社員は現場離脱をし、逆に何も考えない生産性のない社員は何も感じず残ります。

完全な悪循環ではないでしょうか。

理想論者への対策

これは一番大切なことなのですが、対策を行うことが必要です。

指示・命令の中身と概要をしっかりと理解すること。具体的な指示を記録に残すこと。その上で全力で取り組み、課題に対しての自己の行動、結果を振り返るということ。PDCAでいうところのチェックを必ず行うこと。

一つ一つの要素を整理し、別々に考えることで正しく自分の状況を把握することが出来ます。

その上で、問題があれば改善行動を行い、問題が無ければBetterを目指すことが出来ます。

会社というのは個々の社員で構成されていますが、自分自身はnではなく1です。

だからこそ、まずは自分という社員を客観的に視点でしっかりと理解することによって、自身を守りましょう。

対策を行うことが出来なければ理想論者は強大な敵となりますが、しっかりと対策をすることによって自分を成長させてくれる適度な負荷(ストレス)として活かすことが出来ます。

また、理想論は必ずしも悪いことではなく、目指すべき理想のゴールイメージを提供してくれてるとも言えます。

そこまでに到達するプロセスを常に考えることによって、これは非常に良い経験となります。

実際に行動に移すには当然、時間と労力を費やしますがシミュレーションに関しては比較的簡単です。

理想論というインプットに対して、自分なりに処理(シミュレーション)を行うことは大切です

企業人として働く以上、人の数だけ考え方がある。

自分以外の誰かの考えに対して拒絶反応を起こすこともありますが、自分にはない考え方を知れる貴重な機会でもあります。

これらを受け止めるだけでは大きなストレスとなりますが、受け止め、解釈し、検討を行う。

この繰り返しが多様な考え方に対する自らの受容性を高めると共に、一人の企業人としての経験値を与えてくれると思います。

理想論者に丸腰で挑んだ話

筆者自身、初めてこの強大な敵と出会ったときは対策もなく丸腰で挑んだため、大怪我をしました。笑

密室に呼び出され数時間理想を語って頂きました。

この理想=自己への否定です。

正直、だいぶ応えました。当時は若かったこともあり、この理想論に対して正論で質問を返したりしたことも問題です。

これは火に油を注ぐというか、その質問が相手の理想と少しでも違っていれば、そこが問題となります。

その結果、密室へ呼び出され「なぜか分からないけど、君はすごく腹の立つ人間だ」という趣旨の内容を数時間、言われ続けることになります。

当時の私は平社員で相手は取締役の方。

いや、本当に若かった。

今思えば度重なる人事異動もこのころが要因だったのかと思ったりも。

結果的には色々な仕事を経験し、成長させて頂けたことを心から感謝している。

この方とも二人でお酒を飲んで笑い合うことも出来ている。

ただ、当時は本当に辛かった。

理想論者に対して質問をすること、異論を唱えると、その人は悪以外の何者でもなくなるのだ。そうなると理想を守るために、この悪を全力で否定に掛かる。行き着き先は人間性の否定だ。今思い出しても、あれはやばかった。笑

ということで、開発マンとストレス2:理想論者

一人の人間が経験した強大な敵として少しでも参考にして頂ければ幸いです。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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