♯1:開発マンとストレス。敵だらけ、一寸先は闇!でも大丈夫

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みなさまこんにちは。カイブロこと開発マンのブログです。

「開発マンとストレス」

今回は少しヘビーな題ですが開発マンのストレスについてお話しします。

商品購入の参考にはならないので、開発マンの実情を知りたい方。

今、仕事と向き合う中でストレスでピンチの方。

そんな方は読んで頂ければと思います。

商品開発のワークフロー

企画、調査、試作、検証、設計、試作、検証、改善、立ち上げ、パッケージ設定、試作、テスト、入荷、出荷。

流れで言うと仕事内容としては上の通りです。

これが担当しているカテゴリーごと、商品ごとに同時並行で動いていく感じです。

川の流れで言うと上流部門に位置しているため、開発が遅れればその後のプロモーションや営業活動、会社戦略などのアウトプット全てに関わってきます。

そんな開発マンの仕事ですが、筆者が体験した中には、負けそうになったストレスがいくつかあります。

開発マンのストレス具体例

  • 1.成果の奪い合い
  • 2.強大な敵:理想論者
  • 3.製造現場の反乱
  • 4.不可能なコストダウン
  • 5.新製品発売後のリスク
  • 6.繰り返される組織変更、人事異動
  • 7.人を陥れるストーリーを作り出し、あたかも事実かのように流布するメルヘン部長
  • 8.公衆の面前で突如叫び声を挙げるメルヘン部長
  • 9.開発仲間の現場離脱、勇退
  • 10.納期というバケモノ
  • 11.製造現場と販売部門との板挟み
  • 12.届かぬコンテナ、行方不明の製造設備
  • 13.眠れぬ日々と移動の負担

いくつか挙げるつもりでしたが、止まらなさそうなので、この辺りで止めておきます。

どこから話せば良いのか分からないくらい、色々なストレスがあります。

その中で精神に病を来たし現場離脱をしたかつての同僚たち。

色々なことが開発マンにはやってきます。

今回の記事では語りつくせないので、”開発マンとストレス”シリーズとして少しずつお伝え出来ればと思います。

身体に現れた具体的な異常

  • 脱毛
  • 湿疹
  • 免疫異常
  • 虚無感
  • 一時的な視力低下
  • 食欲不振
  • 動悸

同時に発するわけではありませんが、過去を振り返ると、開発プロセスの特定のタイミングや1〜13のストレスたちの中で生じたことが上記の通りありました。

いや〜、振り返りと開発マンって地獄のような感じもしますが、やり甲斐はありますし、本当に楽しい仕事ではありますよ!!

決して倦厭しないで下さいね・・・笑

記念すべき第一回として今日は

  • 1.成果の奪い合い
  • 2.強大な敵:理想論者

を話したいと思います。

1.成果の奪い合い

これは開発マンに限らず営業マンも含めて直面する機会は多いと思います。

日本で働いてて日本企業の特徴として「トモダチ人事」がいまだに氾濫していることとも関係があるのではないでしょうか。

「トモダチ人事」とは、筆者が勝手に呼んでいる言葉なのですが、仲間内で組織を作ることを優先し、情報のインプット先が特定の人物に集中しがちなことです。

情報リテラシーというか、多様な情報がある今の時代。

情報の正確性や、それをどう活用するかはとても大切です。

しかし、昔ながらの日本企業におけるトモダチ人事において、これらの一般常識は考慮されないことが多い。

そんな現場と開発マンという要因が重なる時に発生するのが

”成果の奪い合い” です。

サラリーマンとして働いている以上、給料が増えればモチベーションにも繋がります。しかし、実務に向き合い結果を残せばそれが成果として見なされるのと非常に近いところにあるのが「成果は発信したものの成果となる」といった事実です。

これは、”誰かが開発した基礎研究や商品をあたかも自分が考え行ったかのように発信する人が、会社として評価され上に上がっていく”こともあるということ。

これは大学などの研究者の世界でもしばしば発生することであり、商品開発マンの世界でも同じように起こります。

そして不幸なことに、実務と向き合っているとそういったことに目を向けることも少なく、気づけば自身は無能者のレッテルを貼られ、何も仕事をしていない人が評価をされ出征していく。

こういった人が実際に存在します。

奪われる側から見れば上記となりますが、奪う側から見れば全く異なります。

仕事と向き合わず、奪い、発信することで評価され、出世

会社から評価され出世する以上、良いことにも見えます。

奪う側の上長からすれば、成果を出してくれる良い人です。

それを自部門の成果として報告すれば、その人の手柄にもなります。

割とハッピーエンドとも。

そんなこんなで奪う側の人は評価され、感謝され、それが常習化していく。

開発マンの世界でも、日常的によくききます。

これが開発マンにとってのストレスの一つです。

成果の奪い合いの対策

対策は、、、、○ありません

筆者が過去に行ったのはある程度開発や技術が具体化した時点で特許文案を作成し、特許庁へ出願したくらいです。この、出願するところまで自分で行うのが唯一の対策でしょうか

対策の失敗例

過去にあったのが自分がテストを繰り返し考案した新しい構造。

従来の問題を大きく解決できた構造があります。

会議で提案した際はバカにされ笑われながらも根拠も自身もあったため取り組み、形となりました。

今も毎年150,000個ほど、日本国内で売れています。

あれから数年経ちますので、このブログを読んで頂いている方々も持っている人もいるのではないでしょうか。

問題をクリアできたときは、たまらなく嬉しかった記憶があります。

競合他社に構造をコピーされないよう、そのノウハウや原理を含め特許文案を作成しました。そして、次の製品と向き合う日々。

そんなある日、無事に審査も終わりその書類に目を通すと、発明者の欄に自分の名前がないことに気がつきました。

当時は奪われたこと、自分は仕事をしていないことになっていたこと。

自分が信頼していた課長や部長もそれをよしとしていること。

やり場のない怒りに襲われたことを今でも覚えています。

今となっては教訓

今だからこそですが、筆者の開発マン人生において、あれはあれで良かったような気もします。

それがあったからこそ、自分の部下には万が一間違ってもそのようなことにならないよう、また彼らが巻き込まれないよう最大限の防御線を張ることに繋がったんだと思います。

このように成果の奪い合いが開発マンのストレスの一つではないでしょうか。

ただ、身体的異常などはありませんでした。

人間は強いもので、一つのストレスには割と耐性があるようです。

ここの追い討ちをかけたのが

2.理想論者

少し長くなりましたので、開発マンのストレス:理想論者は、またの機会とします。

サラリーマンのみなさん、今日も1日お疲れ様でした。

明日からまた頑張りましょう!!

最後までありがとうございました。

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