今、オートキャンプが流行っている理由。今やキャンパー人口は800万人オーバー

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今、キャンプが流行っている理由は不景気、安月給?

オートキャンプが今、流行っている。

というより2013頃から、じわじわと流行っている。

1996年にオートキャンプ人口はピークの1580万人となり、そこから年々下がり続けていた。

最も少ないのは2008年の705万人。

2010年〜2012年は横ばいの720万人。

そして2013年から再び増え始め2013年には750万人となり、

今や800万人と思われる(推定)

再びキャンパーが増え始めた理由をいくつか紹介します。

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ファミリーキャンプからソロキャン、仲間キャンプの時代へ

キャンプ最盛期の1996年の頃の主流はファミリーキャンプ。

夫婦と子供で出掛けるスタイル。つまり、ファミリーキャンプが主流だった。

皆さんも子供の頃を思い出すと自分自身や周囲の人間が家族でキャンプに出掛けるという話を聞かれたことも多いのではないでしょうか。

生活の余暇時間をさらに充実させるためや時代の流れもあり、そのようなスタイルが多かった。

具体的には欧米化というか、アメリカに習えのような側面もあり、それこそアメリカスタイルのキャンプが流行っていた。

しかし、平成の大不況というか世帯年収も300万円台となり、全体的に所得が減っていった。

そんな中、再び見直されたのがソロキャンや仲間キャンプ、つまり日本式のキャンプスタイルが少しずつ広がっていったのだと思われます。

ソロキャンや仲間キャンプは若い世代(主に20代)の間で広まった。

それと同時に老後の新たなスタイルとして、ファミリーキャンプを行なっていた親の世代が仕事をリタイアし、再びキャンパーとして戻ってきた。

そうして若い層と定年組みが戻ってくることで、再びキャンパーが増え始めたのだと思う。

一泊二日のキャンプ予算は約24,000円(オートキャンプ白書2015より)

これもキャンプが流行り始めた理由の一つ。

例えば4人家族や四人組で一泊二日の旅行に出掛けるとする。

そこで掛かる予算は

・交通費 3,000円

・食費 1,000円✖︎4食

・娯楽費 3,000円

・宿泊費 10,000円

単純計算で一人2万円となる。節約すればもう少し安くなったとして、

例え1万円だとしても家族分と考えると4万円は超えてくる。

それに対して、オートキャンプであれば、

・交通費、食費、娯楽費、宿泊費

これらを込み込みでグループ全員で24,000円となる。

一人当たりと考えれば6,000円で一泊二日、遊びつくすことが出来るのだ。

景気が良い時はともかく、今や世帯年収が300万円時代。

その中から生活費や子供の学費となると、そう簡単には一人1〜2万円の旅行に行くことは難しい。

ただ、キャンプに関しては一度道具を揃えてしまえば、リーズナブルかつ貴重な原体験を行えるコストパフォーマンスに優れた遊びと言える。

キャンプ同行者の実態、ソロキャンパーは1.4%

・家族連れ 62%

・他の家族と 15%

・夫婦 12%

・男女グループ 5%

・男性クループ 3.5%

・三世代 3%

・ソロキャン 2%

・女性グループ 1.4%

(オートキャンプ白書より引用)

これも日頃キャンプへ出掛けると体感しているのに近いが、2018年・2019年に置いて考えるとソロキャンやグループキャンプがもっと増えているように感じる。

それでいて、家族連れも多いような。

きっかけは低予算で満足度が高いことかも知れないが、結局のところキャンプという自然の中の体験が再び見直されていると言えるのではないだろうか。

日本の世帯年収は約半数が500万円以下だからこそキャンプが流行る

総務省によるデータを読んで行くと、平均世帯年収は300万円台となるが、

・400万円以下

・400万円台

・500万円台

・以降、100万円ごとと1000万円以上

という分け方をすると、約半数が500万円以下となる。

これは一人の年収ではなく世帯年収であり、ボーナスが4ヶ月と考えるとひと月当たりの手取り金額は22万円ほど。

そこから生活費や学費、貯金と考えると、やっぱりキャンプが安くて楽しいし、子供の成長にもプラス作用も大きく流行るのも当然かも知れません。

今、キャンプが流行る理由は満足度が他の趣味より高いからである

内閣府が毎年出している”国民生活に関する世論調査”によると、レジャー、余暇生活の面に関する調査においては「満足である」と答えた人が約11.5%となっている。

一方でキャンプをしている人のレジャー、余暇生活の満足度は41%と約4倍の数値となる。

また、キャンパーのレジャー満足度を調べてみると約8割が余暇生活に満足している。

年齢別にみても例えば20代だと66%、40代で80%と非常に満足度が高い。

これは先ほども紹介した通り、コストパフォーマンスが良いことも関連していると思う。

商品に関する満足度でも、同じ価値であれば金額が安いほうがお客様の満足度は高くなる。

逆に金額が高くなり同じ価値であれば満足度は下がる。

決して、キャンプが安いから満足度が高くて流行っているわけではないが、やはりその側面はあるのではないでしょうか。

キャンプが流行る理由は充足感を感じるから

同じく国民世論調査からのデータ引用となるが、充足感を感じる時はどんな時かという項目をみてみると

1.家族団欒の時 50.8%

2.友人や知人と会合、談笑している時 45.5%

3.ゆったりと休養している時 45.4%

4.趣味やスポーツに熱中している時 44.1%

といったランキングとなる。

これをみても分かる通り、1〜4までに挙げられている充足感を感じる時全てがキャンプにピッタリ当てはまる。

ファミリーキャンプは、家族の団欒そのもの

グループキャンプは友人や知人との会合や談笑

自然の中で、時間に追われずとゆっくり過ごすのはゆったり休養している時

趣味に熱中しているときは、焚き火や火おこしの時。

そう考えると、一度は人口が下がったものの、再び今流行っているのも当然と言えば当然とさえ思えてきます。

キャンプが流行る理由は現代人が仕事に疲弊しているから

ここに関しては明確なソースは見つからなかったのですが、自分や周りの人を見ていると仕事に疲弊している人が非常に多い。

もちろん、中には仕事も充実しており、その有り余るアグレッシブなパワーのままキャンプに出掛ける人もいる。

ただ、最近のトレンドであるソロキャンプとかを考えると、やっぱり日常からの逃避というか休息を求めて行なっている色が強い。

筆者自身も敢えて冬にキャンプに行く理由は、自然を楽しみひっそりと休息したいから。

少し話を遡ると、ヒトという生き物も動物の一種であって、本来自然の中にいるもの。

それがここ数百年で急激に環境が変化し、コンクリートジャングルで日々過ごすこととなる。

みんな何食わぬ顔で仕事や日々の生活を送っているが、我々のDNAには何万年も前から自然の中で生きてきたというのが確実に記録されているわけであって、例え自覚がないとしても確実にストレスは掛かっている。

そこに加えて、日本人特有の仕事は美しいという美学であったり。

昔は同じ会社に勤め仕事をしていれば誰しも給料が増えた年功賃金の時代。

いつしか時代は変わり、若者はいつになっても給料が増えない。

年金すら貰えるかわからない。

そんな時代に若者は消費するのは難しくて、やっぱりお金は大切で。

(その割に仕事は激務で休みもなくて。)

こういった負の要素や時代の流れが、ヒト本来の本能に働きかけるというか、

現代人は不足している原体験を無意識に求め、自然の中へ出掛けるのではないでしょうか。

今キャンプが流行る理由まとめ

世の中の物事や流れには必ず理由があって、

今キャンプが流行る理由も所得や環境やDNAがあって

その裏付けは国民世論調査の数値からも読み取れる。

なんというか、必要だからみんな自然に出かけている。

私自身もその一人であって。

”よりキャン”という変わったスタイルを始めたおかげで人生にも充実感が出たというか

仲間や相方とのコミュニケーションも増えたり、仕事を頑張るモチベーションにもなったり。

カイブロこと開発マンのブログではものづくりの裏側や、ブランドバリューは無いものの

ものとしてはすごい良いものだったり、日本人が過度に安いものを求めた結果、製造現場の弱者にしわ寄せが来ていることだったり。

色々と伝えたいことがあるからこそブログを続けているのですが、私自身もデイキャンプというか自然に助けられている部分も非常に大きくて。

誰かに伝えることで、以前の私のような廃人が一人でも救われたらと思っていまして。

なんか今日は面白みがないというか、凄く真面目な記事になってしまいましたが、少しでも興味を持たれた方がいたらコチラの記事も読んでもらえれば幸いです。

たった1マン円で道具を揃えて、最高に美味しいものを食べることが出来るので。

きっと満足して貰えると思います。

一人でも多くの人がキャンプで癒されますように!

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